我が家の天井裏に2018年から住み始めたアライグマ。軒裏に穴を開けられ足音もひどくなったため、捕獲を試みた話です。
同じように困っている人向けにこの記事を書こうと思い立ちました。
*「捕獲なんてかわいそう」と思われる方は読まないでください。
アライグマ捕獲の箱わな
- 市役所から借用
- 吊り餌タイプと踏み板式
さて、捕獲するには箱わな(捕獲カゴ)が必要です。
私は市役所から借りて来ました。
自分の所有する箱わなを使用すると、市役所がアライグマを回収してくれないのです。詳細は、お住まいの自治体にご確認ください。
参考に、私が借りた箱わなを載せます。
吊り餌タイプの箱わなです。吊り針型の金具にエサをひっかけ、アライグマが金具を揺らすことによって入口の扉が落ちます。
一方、踏み板式の箱わなもありまして、アライグマが踏むと扉が閉まります。現在、私の住む市町村には踏み板式は置いていないようです。
アライグマ捕獲の箱わなを仕掛ける際のポイント
- 箱わなを通り抜けやすい状況を作ること
- 撒き餌
- 吊り餌の金具は浅すぎず、深すぎず
- 仕掛ける曜日、時間帯が重要
まず、アライグマが箱わなを通り抜けやすい状況を作ること
箱わなの仕掛け方ですが、しばらく仕掛けておいても何もかからない場合。
2~3日通り抜けをした後に捕獲してみましょう。
あえて箱わなの前後の扉を開きます。アライグマを油断させるために、箱わなの中を通り抜けさせましょう。さらに、箱わなの両脇に物を置いて、通り抜けやすい状況を作るのが良いでしょう。
入口付近に撒き餌をすること
いざ、本番で仕掛けるときは箱わなの入口あたりに撒きエサをするのが効果的です。
ただし、撒きエサが箱わな入口に近すぎると、扉がアライグマに当たって扉が先に閉まることがあるので注意しましょう。
吊り餌の金具は浅すぎず、深すぎず、適切に掛けること
吊り餌の金具は「浅すぎない、深すぎない」ことです。
浅すぎると少しの振動で作動してしまいます。しかし、深すぎると作動しません。
上から見たところです。深いです。
↑オレンジ色で囲んだ部分です。深く掛けているので、なかなか落ちません。
↑この程度に掛けることをおすすめします。
箱わなを仕掛けるのは平日、夜
また、箱わなを仕掛ける日時はいつなのかを考えねばなりません。
これはお住いの市町村で確認していただきたいのですが、いつ引き取ってくださるかが重要です。捕獲すると市役所に連絡するため、市役所開庁日に仕掛けていました。
アライグマは生きたまま渡すので、引き取りが遅れれば夏だと熱中症になるかもしれません。
来られるまでは頻繁に水をやっていました。(詳細は市役所にご確認ください。)
箱わなについては時間帯も重要です。周辺の状況をよく見てください。
私は箱わなを昼間には仕掛けませんでした。理由はカラスです。カラスにエサを横取りされて以後、昼間に仕掛けたことがありません。
他の害獣がかかってしまう、エサを横取りされてしまうことがなければ昼も仕掛けて良いかもしれません。
箱わな返却についての注意点
- 洗剤で洗わないこと
- ごみは処分すること
- 強烈なニオイがするため、捕獲後すぐにごみの処分はできない
箱わなを返却する際の注意点は、洗剤を使用しないことです。
下手に洗剤で洗ってしまうと、においがついて次に使用する際アライグマが入ってくれなくなります。
掃除をしないまま返却するのが気になる時は、ざーっと水をかけて返却しています。
返却時に箱わなを洗わないことと書きましたが、ゴミは処分してください。
えさを仕掛けた跡が残るのですが、例えばストッキングタイプのネットに仕掛けた場合はネットが箱わなに残ります。取り除くときは必ずゴム手袋をしてください。
ただし、アライグマ捕獲直後のゴミ処分はできないと思います。アライグマの毛が箱わな内にこびりついて真っ黒になるからです。
また、2~3日はアライグマの臭い、獣のニオイが強烈に残ります。(とても臭い!としか言いようがないニオイです。)捕獲後しばらく後に作業をしたほうが良いでしょう。
以上、アライグマ捕獲の箱わなの仕掛け方について書いてきました。
まとめると、
・箱わなにアライグマを通り抜けさせる状況
・箱わなの金具は浅すぎず、深すぎず、適切な仕掛け
・仕掛ける日時は平日の夜
注意点については
・返却時に洗剤で掃除をしないこと
以上です。
次回は箱わなをどこに設置するのかという記事を書きたいと思います。
お読みいただき、ありがとうございます。
*捕獲なんてかわいそうと思われる方は読まないでください。
☆アライグマを追い返すには☆という記事も書いています。
コメント
箱罠の仕掛け方、よくわかりました。本当に腹が立ちます、いなかったらこんな労力別のところに使えるのに。
アライグマの臭いてそんなに酷いんですね。
コメントありがとうございます。そうなんです、なかなかの労力です。 においはかなり臭いです。くさっ、くさっ!!と口に出さずにはいられなかったです。。